かぼすの旬は?すだちとどう違う!?効能に産地、レシピや保存方法、大量消費の仕方もご紹介

カボス愛

かぼすとは、大分人がこよなく愛する柑橘です!

東京だとまだまだ知名度も低く、すだちと間違われることもしょっちゅう(涙)

そんなすだちとかぼすの違いもわからない初心者の方に、かぼすのいろはを紹介していきます!

かぼすって?

かぼすとは大分県特産で、大分人がこよなく愛する柑橘で、レモンともすだちとも似て非なる緑の柑橘類です。

日本の生産量の99%が大分県内で作られ、またそのほとんどが大分県内で消費されちゃうという特性があります。

色はつやつやとしたエメラルドグリーンです。

大分県下で作られていますが、主な産地は、臼杵(うすき)市、竹田(たけた)市、豊後大野(ぶんごおおの)市などです。

レモンやすだちに比べ、酸味が少なくまろやか~

ちなみに、真ん中にいるぬいぐるみは、かぼすのゆるキャラ「かぼたん」です。

カボスの旬は?

毎年、お盆のころ(8月15日前後)に露地のかぼすの「旬入り」宣言があり、市場にたくさんかぼすがお目見えしてきます。

ですので、旬は、だいたい8月15日~10月ごろまでです。

その時期は大分県内かぼすであふれ、店先に「ご自由におとりくださいかぼす」があったり、庭のかぼすをいく先々でもらって、冷蔵庫がかぼすで溢れたりします。

首都圏にいる大分出身者に大量のかぼすが遅れてくるのもこの時期です。

 

かぼすとすだちの違いって?

先日、東京の友人に「かぼす知ってる?」とかぼすをあげたところ、「知ってる!徳島の友達にもらったことある!」といきなり地雷を踏まれましたw

そう、大分人は無駄にすだちにライバル心を持っています! メラメラ~

東京ではすだちの方が売り込みが早かったようで、どうしてもカボスよりもすだちのほうを見かける率が高いように思います。

※左が「カボたん」&かぼす、右が「すだちくん」&すだち

ただし、ここ10年ぐらいで首都圏でのかぼすの認知度もだいぶあがってきて、飲食店でカボスをみたり、スーパーでかぼすをみかけることも少しずつ増えてきました。

かぼすとすだちは大きさが違う!

まず、かぼすとすだちは、大きさがだいぶ異なります。

かぼすのほうがふたまわりほど大きく、果汁たっぷり。

一方、すだちは、小ささを活かし、焼き魚や土瓶蒸しにちょっと添えたりが品よく、銀座などの割烹で重宝がられたのが、首都圏で先に柑橘バトルを席巻した理由のひとつでもあるようです。

かぼすとすだちは味が違う!

すだちと食べ比べたのですが、すだちのほうがだいぶ酸味が強く、キリッとしています。

まろやかな酸味のかぼすに慣れている身としては、キリっとしすぎているので、すだちは食べ物よりも飲み物のほうが合うような気がしました。

一方、かぼすの酸味はマイルドで、柑橘系の中でも一番酸味が少なく甘味が強いので、食べ物の味を損なわず、まろやかに楽しめます。

でも、立ち位置は一緒だよ♡

徳島の友人と話したのですが、徳島のすだちもほとんど徳島県内で作られ、徳島県民に消費されるのだそう。大分のかぼすと立ち位置としてはとても似ていますね!

ちなみに、やたらとすだちに対抗意識をもってしまう大分人ですが、今年はあえて一緒にPRしようと初タッグを組んで頑張っています!

私は、たまたま大分出身なのでかぼす推しですが、徳島に生まれていたらすだち推しになっていたと思うので、ぜひ国産の柑橘に興味を持って、日々の料理に、生活に活用して欲しいです!

かぼすの効能

かぼすは、もともと医者が京都から産地のひとつである「臼杵(うすき)市」に薬用として苗木をもちこんだのが発祥とも言われています。

お医者さんが目を付けたかぼす、からだにいいに決まってますよね~!

かぼすは疲れに効く

ビタミンCがたっぷりで、疲労回復に効果があるクエン酸もたくさんです。

かぼすには減塩効果も

かぼすの成分に塩分は入っていませんが、塩味を感じる成分が入っています。

そのため、お料理でちょっと塩味が足りないかなというときに、塩を足さずにカボスを絞れば、減塩効果を期待できますよ。

かぼすにはリラックス効果も

かぼすの香りの成分は皮のオイルに含まれています。

ですので、絞り終わったかぼすをお風呂にうかべたら、さわやかでとってもいい香りで、リラックス効果もありますよ!

 

かぼすのレシピ

かぼすは、サンマの添え物程度しか思いつかないという方もいるかもしれませんが、、、もったいない!

大分人は、かぼすをなんでもかけます!

カボスは、酢としてもちろん使うのですが、塩味があるので、特に塩をかけなくても、カボスだけで味がきまります。減塩にもなってヘルシーですよ♪

東京の方が「カボスもらっても使い方がわからない」と言っているのを耳にすることがありますが、気軽につかえるおススメ利用方法をご紹介します。

刺身にカボスとオリーブオイルでカルパッチョ風♪

私白身魚の刺身をお皿に並べて、カボスとオリーブオイルをかけるだけ!

※お好みで美味しい塩をパラパラとかけてももちろんOK

さっぱりとしたカボスの風味とオリーブオイルで、おしゃれな一品が一瞬で出来上がります。

アボカドのくぼみにカボスのしぼり汁たっぷり(一人暮らしのビタミン補給に)

学生の頃よくしていたのは、アボカドをパカッと二つに割って、種のくぼみにカボスをじゅーっと絞って、スプーンで食べるというもの。

料理と言っていいのか謎ですがw、簡単だし、ヘルシーでとても美味しく、ビタミン補給できちゃいますよ!

豚汁にカボスを投入!

意外かもしれませんが、お味噌とかぼすの相性は抜群!

お味噌汁にカボスもとっても合います。特に、少しあぶらっこい豚汁は、とっても食べやすくなるし、別物級のおいしさでやみつきになりますよ。

もちろん、お吸い物やお魚のあら汁などにもカボスはよく合います。

カボス酢味噌は、大分の家庭料理の定番ですから、当然お味噌汁にも合うはずですよねぇ~

餃子にも肉まんにも!

さっぱり食べられるという点では、餃子や肉まんに、ただかぼすだけをつけて味わうこともできます。

減塩にもなりますし、さっぱりととても美味しくいただけますので、お試しください!

牛乳にはちみつとカボスをインで、飲むヨーグルト!

冷たい牛乳に、はちみつとカボスを投入して、混ぜるとどろどろになって、即席の飲むヨーグルト完成!

これも、暑い日などに作って飲むと最高に美味しいです。

ビールにも!ミネラルウォーターにも!

コロナにライムのように・・・ビールにカボスもすごく美味しいです。

さっぱりして、飲める女子は間違いなく好きなはず!

そして、ミネラルウォーター(または炭酸水)にカボスをぎゅっとしぼっただけでも、さっぱりと、かつ少し甘みも感じられて、さわやかで美味!

番外編(インスタントものにも)

カボスは、お手軽インスタントなチープなものを、高級&ヘルシーな一品に買えてしまう魔法の果実です!

学生のころは、カップヌードルのシーフードにカボスを1玉分しぼって、トムヤムクン風にしてさっぱり食べてました。

とっても美味しいし、カップ麺を食べている罪悪感が薄れるのでおススメですw

ビタミン不足が気になるけどなかなかカップ麺がやめられないそこのあなた、お試しください♪

あと、冷凍エビピラフや冷凍ドリアにたっぷりかけるのもおススメ!

美味しくて、さわやかな酸味のおかげでインスタント臭さが消えますし(彩かぼ調べ)、さっぱり食べられます。

以上、あまり料理らしいものはありませんが、これならすぐにでも真似できそうじゃないですか?

そうそう、フルーツ(梨など)にかけたり、バニラアイスにかけても、いけますよ!

ぜひ、いろいろお試しくださいね~!

かぼすの大量消費にはこれ!

かぼすの大量消費におすすめなのが、こちら「かぼすボウル」です!

かぼすに大分の麦焼酎とお酒。甘味が欲しい場合は、少しはちみつをいれてもOK!

パーティや宴会にあると映えますし、おススメですよ。

ただし、おいしすぎて止まらなくなる悪魔の飲み物なので、飲みすぎにはどうぞご注意を!

 

かぼすの保存方法

実そのままの保存には

皮の乾燥を防ぐため、ちょっとしめらせた新聞紙にくるんで、ジップロックに入れて、冷蔵庫にいれます。

これが、一番フレッシュかぼすを実のままで保存しておく方法!

この方法で、10月ごろのカボスをお正月ごろまで楽しむことができますよ!

しぼって保存するには

しぼって保存する場合は、製氷機にいれて凍らせます。

使うとき、一個単位で簡単に使えるので、とても便利でおすすめです。

ただし、凍らせるとやはり風味など落ちてしまいます。

ポン酢にして保存

シーズンも終わりになり、使いきれないカボスがたくさんある時に、決まって作るのが自家製のカボスポン酢です。ポン酢にするとかなり持ちますし、手作りは格段においしいのでおススメですよ。

いろんなレシピがあるので、ここでは割愛。お好みの自家製ポン酢づくりにぜひ挑戦してみてくださいね。

 

以上、かぼすについてまとめてみました!

よかったら参考にしてみてください。そして、ぜひかぼすをお手に取って使ってみてください!

かぼすの良さは1個じゃわからず、10個ぐらいいろいろ使ってみて初めて実感できるものだと思っています。

さんまにかぼす、かぼすがなければさんまを食うな!

秋になったら、ぜひ毎年かぼすを思い出してくださいね!

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